2012年09月30日

情熱の薔薇、一輪。

ラウリエ(リサ)
ファラーシャ(踊り子リサ)
リュドミラ(第三のリサ)
ルトヴィン(スカ彦)
リル(スカ彦)

 リュドミラはあふ、とあくびをひとつして、庭のハンモックにころがった。晴れた空は気持ちがいい。用事もない、秋の午後だ。このまま寝てしまおう、と目を閉じる。
「リュドミラー、リュドミラ、どこー?」
 小さいが、ルトヴィンの声が聞こえた。出かけたはずの彼が帰ってきたうえに名指しされている。どうせくだらない用だろうと、リュドミラはもう一度目を閉じた。今までも、どこそこの石だとか抜け殻だとかを嬉々として語られたことがあったのだ。

 …いや、閉じようとした。
「!!」
 許さなかったのは、ちゃき、という金属音。反射的にハンモックから飛び降り、迎撃体勢を整える。
「なぁに、起きてたの?」
 声だけ聞けば呑気なものだが、ラウリエが短剣投げの体勢をやめるのを、リュドミラは見逃さなかった。反応が遅ければ、何をされたかわかったものではない。リュドミラは唇をゆがめ、皮肉だと通じるように言った。
「とんでもない、あんたが起こしてくれたんじゃない。なによ?」 
「あなたにとっていい話があるのよ。おいで?」
「私に?」

つれてこられたのは

 ラウリエに連れて行かれたのは居間だった。所在なさげな顔をしていたルトヴィンが、入ってきた二人を見てうれしそうに笑った。
「あ! リュドミラ!」
「庭で寝てたみたい」
「…ごめん、起こしちゃって。でも、これ、早く見てほしかったんだ」
 ルトヴィンは包みをリュドミラに渡してきた。
 軽いくて、やや大きい。
 とりあえず、抜け殻よりはまともなプレゼントらしい。
 リュドミラががさがさと包みを破ったところ、出てきたのはコスチュームだった。
 真っ赤なそれは、<テンプテーションローズ>。
 思いがけないプレゼントに、眠気もラウリエへの不満も吹き飛んだ。リュドミラは思わずそれを抱きしめる。
 色も、人々を惑わす真っ赤な薔薇をイメージ、という煽り文句も気に入っていた。
 だが、春の発売時に買い損ねてしまっていたのだ。
「安いの見つけたから買ってみたんだ」
「ふ…ふふ! 気に入ったわ! これ、私のにするからね」
 ルトヴィンの説明も話半分に聞き流し、リュドミラはそのまま自室へと走った。

ローズ!

 着替え終わってリュドミラが居間へ戻ると、話を聞きつけたらしいファラーシャまで来ていた。
「どう? 魅力増したでしょ?」
 赤と黒のはっきりとしたコントラスト。
 あちこちにちりばめられた薔薇のモチーフ。
 髪をつつみこむようなターバン。
 直線的なベルボトム。
 そして、隠さずに見せている下乳。
 今までのコスチュームと一線を画したそれは、着てなお、リュドミラを満足させた。
「まぁ、華やかですわね」
「私のだからね! 貸さないからね」
「いいんじゃない? よく似合っているわ」
リサ評論会

「うん、かっこいい! でも…」
「なによ、ルトヴィン」
 一番手放しでほめそうだった男が何かを口篭り、リュドミラはムッとして彼をにらんだ。
「いや、もう少しほしいなーとおもって」
「ほしい? 何が? 胸? もっと見たいって言うの? 変態ね」
「ちがうよ、腹筋!」
「腹筋!?」
 おもわず聞き返したが、たしかに、見比べれば自分の割れ方はラウリエに比べれば甘い。
 ラウリエとファラーシャがおかしそうに笑う。
「うふふ、確かにね」
「あら、でもルトヴィン様? 女性に筋肉をご所望なんてひどうございますわ」
「ファラーシャにはしない。リルにしめられる」
「…じゃあ私に言ったら私がしめるわ」
「えぇっ!? リュドミラもだめなの!?」
「なんでそんなびっくりされなきゃいけないのよ! 当然でしょ!」
「ふふ、私だけにしときなさい、ルトヴィン」
「…わかった」

- - -

時期はずれですが入手成功! っていうのがこのときの復帰で一番記憶に残ってたことでした。
リサ強くなってますよ!って言われてたものの、遊び方もわからずそっと消えたような…

とりあえず、かっこいいのに腹筋がない!って言ってました。(ツイッタに腹筋所望画像あげてたw)
でも、2014現在も愛用です。

おまけ。
まろやかに
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。